クレジットカード決済代行とは?必要性や費用、おすすめ業者などを紹介

クレジットカード決済代行とは?必要性や費用、おすすめ業者などを紹介

ECサイト開設において、今や欠かせないのがクレジット決済への対応。事実、日本のEC利用者に最も多く使われている決済手段です。

しかし、導入には審査やセキュリティ対策といったハードルがあり、自社だけで行うと時間がかかります。時には審査落ちの可能性も。

一方、決済代行なら契約業務を一括でやってくれます。審査通過のノウハウが豊富ですし、セキュリティ体制も万全ですので、スムーズな開店のためにまずは、決済代行の利用を検討しましょう。

本記事ではクレジットカード決済代行について、その必要性や費用、おすすめ業者などを紹介していきます。

クレジット決済代行とは?なぜ必要?

クレジット決済代行とは、ECサイトとカード会社の間に入り、手続きや処理を代行するサービスのこと。

カード会社といえば、VISAやMASTERCARD、JCB、AMEXなど複数存在しますよね。それぞれ個別で契約するとなると、当然別々に申請や審査が必要ですし、導入後の処理も同じく別々になるため大変な手間がかかります。

この問題を解決するのが決済代行サービス。複数のカード会社の契約から事務処理までを一括して代わりに行ってくれます。

クレジットカード決済の導入には与信審査があり、自社単独だと必ず通るとは限りません。が、決済代行は審査も代行しているので、通過率が大幅にアップします。私たちアイコナコンシェルジュの感覚では99%の事業者様は、決済代行会社を利用されています。

このように、カード決済にまつわる諸問題をクリアしてくれるのがクレジット決済代行サービスなのです。

クレジット決済代行の費用項目と相場

業者によって異なる場合もありますが、クレジット決済代行の費用項目と相場は次のとおり。

初期費用

決済システムを利用するための審査や初期の設定をするために必要な費用です。

【相場】5万円~10万円(無料の業者も)

月額料

月額料は毎月固定で発生する、サポートシステム利用や顧客情報管理にかかる費用です。

【相場】5,000円前後(無料の業者も)

決済手数料

事業者から代行会社・カード発行会社・カードブランド会社へ支払う費用で、決済1件ごとに発生します。

【相場】3%前後(クレジットカードブランドや、企業規模によっても変わります)

また、上記は物販の場合で、デジタル商材、会費、サービスなど商材によって、パーセンテージが大きく変わります。

また、決済手数料とは別に、トランザクション費用(データ処理費用)が1トランザクション(通信)あたり5円~10円がかかることが一般的です。通信単位ですので、注文時や、注文の取消、変更、確定時などに発生します。通常注文が入ってから出荷するまでに2通信することが多いです。なお、決済代行会社によって、注文確定(つまり売上が計上される場合のみトランザクション費用が発生するという代行会社もありますので、見積りで確認を取りましょう。

その他・オプション

・分割やリボ決済の導入
・事業者への入金日数の短縮
・CVVコード/3Dセキュア承認の導入

・洗い替え処理(クレジットカードの有効期限対策)

といったことにも費用がかかります。決済1件ごと、もしくは月額固定など、課金タイミングはさまざまなので、事前によく確認しておきましょう。

クレジット決済代行│導入までの流れ

クレジット決済代行を導入するまでの流れは以下のとおり。

①各決済代行会社に問い合わせ(MTG)

②比較検討、申し込み(契約)

③審査

④審査通過後、システムの初期設定およびテスト

④運用開始

審査の結果が分かるまでには1~1.5ヶ月ほどかかります。新しく開業する方は、期間に余裕を持って申し込みをしておきましょう。

また、審査の際には、会社の謄本などの基本情報の提出もありますが、実際に販売するECサイトも調査されます。そのため、決済代行を検討しながらECプラットフォームの選定や構築も同時に進めていく必要があります。実際には、ECサイトが完成している必要はないものの、商品ページが見えて特定商取引法の記載があるなど、そこそこの完成度にはしておかなければなりません。

おすすめのクレジット決済代行サービス

ここからは、おすすめのクレジット決済代行サービスを紹介していきます。

株式会社ゼウス

画像:株式会社ゼウス公式サイト

「株式会社ゼウス」は、設立25年・導入サイト14,000を誇る決済代行会社です。

VISAとMASTERCARDに限り、最短3営業日で導入可能。ECサイトが短期間でのローンチであっても安心です。

セキュリティ対策には世界標準のシステムを導入しており、不正アクセスや情報漏えいへの備えも万全です。コールセンターは24時間対応で、急なトラブルにも迅速に対応してもらえます。カードに特化しており、カード会社との強力な関係を築かれています。また、いざという時の対応も定評があり、トランザクション費用が売上計上時のみ、というのもポイントです。詳細は時流により異なる場合もあると思いますので、必ず見積りをとり、詳細の条件など確認してください。

【株式会社ゼウスのサービス詳細はこちらから】

ROBOTPAYMENT

画像:ROBOTPAYMENT公式サイト

「ROBOTPAYMENT」は、10年以上にわたってネット決済を代行しており、大手から中小まで10,000社以上に導入されてきた実績を持ちます。

業界最安水準の決済手数料が魅力で、VISAとMASTERCARDは2.65%~。カード決済導入でネックになる手数料を削減することで、費用対効果を最大限に高められます。

また、ROBOTPAYMENTは最短10日で導入可能。前掲の株式会社ゼウスほど速くはないものの、充分なスピーディさです。

【ROBOTPAYMENTのサービス詳細はこちらから】

GMOイプシロン

画像:GMOイプシロン公式サイト

「GMOイプシロン」の魅力は、初期費用・月額費用が無料な点。決済手数料も安く、4~5%となっています。導入のハードルが低いのはありがたいですね。

Web業界大手のGMOグループ企業ということで、審査のノウハウやセキュリティ技術はピカイチ。低価格なだけでなく、信頼と安心もあるサービスといえます。

【GMOイプシロンのサービス詳細はこちらから】

クレジット決済代行業者の選定ポイント

次に、クレジット決済代行業者の選定ポイントを解説していきます。

ほかの決済手段にも一括で対応してもらえるか

1つめは、ほかの決済手段にも一括で対応してもらえるか。

ECサイトの決済手段には、クレジットカード以外にも銀行振込やコンビニ決済、電子マネー決済、キャリア決済などがありますよね。これらの導入手続きや運用後の事務処理なども任せれば、自社の負担を大幅に軽減できます。

むしろ、カード決済だけの代行だとかえって業務が煩雑になるので、なるべく一括で依頼したいですね。

セキュリティ対策は万全か

2つめはセキュリティ対策です。

近年、ECサイトとクレジット決済の増加とともに、不正利用や不正アクセスも同様に増加しています。何かあった時にはもう遅く、自社の信頼失墜にもつながりかねないため、セキュリティ面は特に重視すべきです。

セキュリティコード、3Dセキュアといった技術のほか、利用者の取引情報を照会しての不正判定などが有効とされています。

この点に関しては、自社でも知識をつけて業者の体制を見極めましょう。

見積もりに曖昧な点はないか

3つめは、見積もりに曖昧な点はないか。

クレジット決済代行の料金体系にはパーセンテージで定められた項目も多く、内容を具体的に把握しにくい人もいらっしゃると思います。気になったところについては、必ず確認をとりましょう。

また、キャンセル処理や各種オプションにかかる費用も要チェックです。

まとめ

今回はクレジット決済代行について、その必要性や費用相場、おすすめ業者、そして業者の選定ポイントなどを解説してきました。

カード決済のスムーズな導入と運用を目指す場合、自社単独ではどうしても限界があります。社内のリソースを売上げアップのために使うには、やはり決済代行に依頼するのが効果的です。

ぜひ本記事を参考に、自社に合った業者を選んでいただければと思います。

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