ECサイトでよく使われる広告とは?種類と特徴、使い分け方法などを解説!

ECサイトでよく使われる広告とは?種類と特徴、使い分け方法などを解説!

ECサイトの主な集客手段として、SEO対策のほかに広告運用があります。費用がかかるものの、SEOに比べて成果が出るまで時間がかかりません。

もっとも、広告の種類は多岐にわたります。自社に適切なものを選ばないと、思うような利益は出せず、費用がムダになってしまうのです。

そこで今回は、EC担当者が押さえておきたいWeb広告を6つ紹介していきます。 

EC担当者が押さえておきたい広告6種類

ではさっそく、EC運営で有効なWeb広告6つについて、それぞれの概要やメリット・デメリットなどを見ていきましょう。

リスティング広告

GoogleやYahoo!などの検索結果画面において、最上部と最下部に表示されるのがリスティング広告です。

SEOで表示されるページよりも上位に来るため、よりユーザーの目に留まりやすく、その分流入も期待できます。現在最も多く利用されている広告手法であり、ECでも運用したいところ。

ただし、自社で選定したキーワード以外だと広告は表示されません。ですので、ユーザーが実際に検索するキーワードを把握することが、成功の何よりのカギとなります。

加えて、広告自体のクオリティも表示順に影響するため、広告のタイトルや本文はよく作り込み、定期的にブラッシュアップしていくのが大切です。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は、Webサイトやアプリ上の広告枠に広告を出す手法です。

リスティング広告とは違って検索行動に依存しないため、まだ商品やサービスを知らない人にもアプローチできます。また、リスティング広告よりも単価が低い傾向にあります。

その反面、購買意欲の高くない人にも広告を表示するため、コンバージョン率は低くなりやすいです。加えて、広告の作成ルールが厳しく、画像の種類や大きさ、キャッチコピーなどを遵守しないと出稿審査をパスできません。

リターゲティング(リマーケティング)広告

リターゲティング(リマーケティング)広告とは、自社のECサイトに訪れたユーザーを追跡し、ほかのWebサイト上で広告を表示する方式を指します。

広告の表示位置は、リスティング広告やディスプレイ広告と同じです。 

リターゲティング広告のメリットは、自社製品に一度興味を持った人へ再訪を促せること。よってコンバージョン率が高くなりやすいです。

しかし、過去に自社のサイトを訪れたユーザーへ露出する性質上、新規獲得には不向きといえます。また、リターゲティングのきっかけ作りのための施策も別途必要になります。他の広告と併用するのが良いでしょう。

SNS広告

SNS上のタイムラインや検索画面などに表示されるのがSNS広告。TwitterやInstagram、Facebook、LINEなどがメジャーです。

ユーザーの性別や居住地、投稿内容、趣味嗜好といった属性に合わせて出稿する仕組みのため、商品に興味のある人はもちろん、まだ商品を知らない人にも訴求が可能です。さらに、リツイート等で広告が拡散されれば、より多くのユーザーにアプローチできます。

その反面、ユーザーの属性設定がズレていると効果は全く出ませんし、魅力的なクリエイティブでないと適当に流し見されてしまいます。

SNSごとののユーザー像をよく見極め、それに適した広告制作と設定を行うのが重要です。

ECモール内広告

楽天やAmazon、Yahoo!ショッピング、ZOZOTOWNなどのECモール内に広告を出稿する手法です。

キーワード検索でヒットした商品よりも上位に表示されるため、ユーザーの目に留まりやすいのが魅力です。また、設定でターゲット像を指定すれば、それに近しいユーザーにのみ表示することも可能。

ECモールでは自社商材が他社商材に埋もれがちですから、アプローチの機会を増やすのに非常に有用です。

ただ、当然ながら該当のモール内の商品広告しか出稿できません。

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告とは、アフィリエイターと広告主をつなぐASPという業者を介して、アフィリエイターが運営するサイトに広告を掲載してもらう手法です。

良くも悪くもアフィリエイターの腕に売上が左右されやすく、また、自社の意図からかけ離れたサイトに広告が載ってブランドイメージ低下につながるおそれもあります。

ただし、影響力のあるアフィリエイターと提携できれば、費用対効果を著しくアップできるのも事実です。

アフィリエイターが人に勧めたくなるような商品と広告、そして提携条件を吟味するのが成功のカギです。

結局どの手法が良いのか

結論から言うと、はじめてWeb広告を出すのであれば、商品への関心が高い人へアプローチできるリスティング広告がおすすめです。最もメジャーな手法なだけあって、予算のレンジが広く、コンバージョンにも繋がりやすくなっています。

慣れてきたら、リターゲティング広告でさらにアプローチしたり、SNS広告で潜在層へも露出したりするのも良いでしょう。

はじめから複数にチャレンジしても混乱するだけです。まずは自社に合ったものを1つ選び、地道に成果を出していくのが大切です。

まとめ

今回はEC運営者が押さえておきたいWeb広告を6種類紹介しました。どれも特徴が異なるため、事業ステージやターゲット、出稿目的などによって使い分けましょう。

運用を外注するにしても、広告の種類や特徴を把握しておかないと、先方の提案の意味をただしく理解できず、ズレた施策になるかもしれません。

Web広告の基本を学ぶ上で、本記事が参考になれば幸いです。

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