EC物流代行のおすすめ5社!業者選びのポイントもご紹介

EC物流代行のおすすめ5社!業者選びのポイントもご紹介

ECサイトの売上が伸び、事業規模も拡大してくると、物流面で課題が発生しやすくなります。

売れば売るほど、商品の入荷から検品、ピッキング、梱包、発送といった一連の業務の量は増えていきますよね。これにより自社のリソースが不足し、従業員の負担は増大しがちです。ほかの業務が圧迫されることもあるでしょう。

そこで活用したいのが物流代行。専門の業者が問題をスムーズに解決してくれます。

ただ、業者によって対応業務や強みなどが異なるため、比較検討は慎重にしなければなりません。本記事では業者選びのポイントと、おすすめ業者5社を紹介します。

EC物流代行│業者選びのポイント

課題解決には、どの業者に依頼するかが極めて重要です。では、具体的にどんなポイントに注目すべきなのか?さっそく見ていきましょう。

①目的に合った料金か

1つめは、目的に合った料金かどうかです。

料金は安く抑えられるに越したことはありませんが、それよりも費用対効果の方が大切になります。ですので、そもそも何のために外注するのかを明確にしましょう。そして、目標達成の価値に対して適切な料金かを見極めるのです。

あらかじめ複数の業者を比較し、大まかな費用相場を把握しておくのも重要ですね。

②必要な業務に対応しているか

2つめは、必要な業務に対応しているかどうかです。

物流代行と一口に言っても、業者によって対応範囲は異なります。例えばギフトラッピングだと、包装のバリエーションや紙の品質などがまちまちです。倉庫が冷凍に対応していないといったことも考えられます。

ミスマッチを避けるために、代行してもらう作業を明確にしましょう。

③倉庫の場所はどこか

倉庫の場所も大切です。

注文数の多い都市部に近いほど、倉庫での保管費用は高くなります。予算や利便性と相談しながら、最もコスパの良い立地を選びたいですね。

④自社と業者のシステムがスムーズに連携できるか

自社のECサイトで使用しているシステムが、業者のシステムとスムーズに連携できるかも確認しましょう。これが合わないと余計な工程ができたり、業務そのものに支障がでたりしてしまいます。

業務効率化は代行活用における大きなメリットですので、システム面も十分に考慮しなければなりません。

その際に押さえておくべき3点を列挙します。

①受注情報を出し、倉庫から出庫する流れを確認する

通常、ECサイトからはCSVファイルでデータを出力します。そして倉庫では、倉庫管理システムWMS(Warehouse Management System)と呼ばれるシステムにデータを取り込み。その後、出荷のために必要なピッキングリスト、納品書、伝票を印刷して、出荷業務を進めます。


この流れの中で、

  • 後払い伝票を同梱するのか?
  • チラシは入れるのか?
  • 同梱注文はないか?
  • 数量が多い場合、小口が分かれるか?
  • その場合の配送料はどうなるか?
  • 梱包する段ボールの大きさは何が最適か?
  • 配送会社はヤマトか佐川か、日本郵便か

……などなど、さまざまな作業の段取りを決めることになります。規模が大きくなればなるほど、これらはすべてシステムで管理をしていくのが普通です。

②発注/入庫/在庫と基幹システムの関係を確認する

発注〜入庫にかけては、まず基幹システムから商品を発注する→入庫予定数を倉庫に渡す→倉庫で入庫した商品を検品する→所定の棚に商品を移動させる…という流れをたどり、この際に在庫が計上されることになります。

在庫情報は販売システムやECシステムと連携して販売情報に反映され、入庫情報は基幹システムと連携した上で支払いに反映されます。

③イレギュラー処理(返品、棚卸や梱包資材など)を確認する

ほかにも倉庫では、返品商品が戻ってきたり、棚卸が実施されたりすることで、在庫の増減管理が発生します。在庫数が減ると、基幹システムから発注をかけたりといった連携も必要になります。

EC物流代行の料金体系

物流代行の料金体系は大まかに以下のとおり。

システム利用料+倉庫保管料+入庫料+梱包料+配送料+オプション料金
※業者によって異なる場合もあります

それぞれの内容を解説していきます。

システム利用料

ここでいうシステムは、WMS(在庫管理システム)を指します。この利用料が毎月固定で発生するのです。

相場は月額数万円~数10万円ほど。なおシステム利用料は、基本料金として扱われる場合もあります。

倉庫保管料

商品を倉庫へ保管しておく際に発生する固定費用です。

単位は1坪・○平方メートル・1棚・1パレットなど、業者によってさまざま。相場は地価に比例し、首都圏近郊で5,000〜10,000円、関西都市圏で5,000円〜というのが一般的です。

また、冷蔵・冷凍や保温を要する場合は追加の料金がかかることもあります。

入庫料

入庫料は、荷物の仕分けや検品にかかる料金です。

1箱・1パレット・1ピースなど入庫の形態によって金額が変動し、相場はそれぞれ一単位あたり数十円ほどになります。

梱包料

梱包料には、ピッキングや梱包などの作業料に加え、箱や緩衝材、納品書といった資材料も含まれます。

梱包料は箱が大きくなるほど高くなり、縦横奥の合計が100cm以内だと200〜300円程度が相場です。のしやギフトラッピングについては別途料金がかかります。

配送料

配送料は宅配業者に支払う料金のことで、物流代行業者が宅配業者に代わって請求します。この仕組みによって業者間で大口の取引が可能となり、その分コストを削減できるのです。

配送業者や配送地域によって料金が大きく変わりますが、60サイズだと400〜500円ほどですね。北海道や沖縄、離島などの場合はさらに高くなります。

オプション料金

上記に含まれない業務にかかる費用は、オプション料金として請求されます。

例えば、

・ギフトラッピング代
・のし代
・チラシ代
・EMS(国際便)手数料
etc.

そしてオプション料金とは少し違いますが、サービス導入にかかる初期費用が必要になる場合もあります。

*実際の料金体系やその内訳は、業者によって異なる可能性があります。契約前に詳細を確認し、不透明な箇所をなくすよう気をつけてください

EC物流代行のおすすめ:①料金が安い

ここからは、EC物流代行のおすすめ業者を紹介していきます。まずは料金が安いところから。

株式会社サイテキ

画像:株式会社サイテキ公式サイト

「株式会社サイテキ」の魅力は国内最安保証。同じ条件で1円でも安い業者があったら、そこよりも安くすると謳っています。同社の倉庫は間借りで、実際に使用したスペース分しか請求が発生しないため、このサービスが行えるのです。

プランは以下の2種類となります。

  • BASIC PLAN:物流工程のみ。60サイズで480円/個
  • TOTAL PLAN:受注+物流。550円/個

あとは在庫量に応じて倉庫保管料がかかるだけで、ほかの追加費用は発生しません。分かりやすい料金体系はありがたいですね。

さらに、同社は自社ECの運営もしており、事業者目線での提案が可能。ただ安いだけではないのです。

【株式会社サイテキのサービス詳細はこちらから】

ECレスキュー

画像:ECレスキュー公式サイト

「ECレスキュー」は独自の管理システムを導入しており、オペレーションの最適化によるスピーディな作業を強みとしています。

プランは以下の3種類。

  • スターターパック:560円〜/1出荷(月間出荷数1〜2,999)
  • QQパック:530円〜/1出荷(月間出荷数3,000〜9,999)
  • ボリュームパック:510円〜1出荷(月間出荷数10,000〜)

上記にプラスして、検品やラッピング等にオプション料金がかかります(初期費用は無料!)。

また、同社はBtoBの発送にも対応可能。C向けとB向け両方の事業をしている場合、物流代行を分けずに済むため、業務がより効率化されます。

【ECレスキューのサービス詳細はこちらから】

EC物流代行のおすすめ:②実績が豊富

次は、実績が豊富な業者を紹介していきます。

EC物流ドットコム

画像:EC物流ドットコム公式サイト

「EC物流ドットコム」は、1988年創業の老舗の物流代行業者で、これまでに2,800社と取引をしています。さらにクライアントの継続率は97%と、業務クオリティの高さは折り紙付きです。

同社は独自開発の物流管理システムを使っており、在庫や発注の確認・指示をトータルで行えるほか、楽天やAmazon、Yahoo!ショッピングといった幅広いECモールとも連携可能。利便性の高いシステムで、効率よくミスなく業務を遂行できます。

また、1坪・1パレット・1棚からでも保管してもらえるので、小規模事業者も利用しやすくなっているのも魅力ですね。

*料金は要相談

【EC物流ドットコムの公式サイトはこちらから】

株式会社イー・ロジット

画像:株式会社イー・ロジット公式サイト

「株式会社イー・ロジット」は、コスト削減だけでなく、顧客のリピート購入=売上の向上につながる物流を実践している会社です。受託社数は300社以上にのぼります。

東京・埼玉・大阪に大規模な拠点を構え、丁寧かつ迅速に商品を発送。美しさにこだわったラッピングや薬事法への対応といった細かいサービスも強みです。

また同社は、在庫管理や発送だけでなく、受注管理やカスタマーサポートまでを含めたバックヤード業務を一気通貫で請け負えます。フルフィルメントと呼ばれる形態で、EC運営にまつわる課題全般で頼りになる業者です。

*料金は要相談

【株式会社イー・ロジットのサービス詳細はこちらから】

SBロジスティクス

画像:SBロジスティクス公式サイト

「SBロジスティクス」はソフトバンクグループの物流代行会社です。

利用した分だけ費用が発生する点が特徴で、ムダな費用が発生しないのはありがたいですね。また、事業規模にかかわらず誰でも利用できます。

サービスはフルフィルメントとなっており、EC運営における問題を幅広く解決可能。物流センターではロボットやAIが24時間365日稼働していて、スピーディかつノーミスな仕事を実現しています。

*料金は要相談

【SBロジスティクスのサービス詳細はこちらから】

まとめ

今回はECの物流代行について、業者選びのポイントとおすすめ業者5社を紹介しました。

物流関連の業務は煩雑になりやすく、外注による業務効率化の恩恵が大きい分野といえます。プロによる質の高いサービスを受けられるだけでなく、自社発送よりもコストを下げることも可能です。

ただ、業者によって業務の対応範囲や料金が大きく異なります。ぜひ本記事を参考に、自社に合った業者を見つけていただければと思います。

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